合併症を予防すれば糖尿病でも長生きできる!

一生付き合っていく病気といわれる糖尿病。

 

日本人の10人に1人が糖尿病患者かその予備軍です。

 

がんに続いて国民病とされます。
今のところ日本人の死因第1位は『がん』ですが、
合併症をよく見ていくと影の第1位が『糖尿病』だと言われています。

 

糖尿病は、長期にわたってあなたを苦しめる病です。
気を抜いてはいけません。
いつか合併症を発症し、命を落とすやもしれないのです。

 

糖尿病と上手に付き合っていく方法を学んで、合併症を予防して活き活きと長生きしましょう。

 

糖尿病の怖さは合併症にある

 

高血糖が続いていると、さまざまな症状を引き起こしてきます。
そして血統値のコントロールがされていない状態が長い間続くと、
色々な病気の合併症を引き起こしてしまうことになります。
それは糖尿病の1番の怖さです。

調子が悪いイラスト

 

糖尿病の危険信号
  • 疲れやすい
  • 身体がだるい
  • 食べているのに痩せてきた
  • のどが渇く
  • 食欲が旺盛
  • よくトイレにいく

などの症状が現れたら、糖尿病の危険性があります。
1度検査に行かれることをお薦めさせて頂きます。

 

 

血統値が高くなっても、はじめのうちは何も症状がでません。
いつもと変わらない状態で、少しずつ進行していくのです。
そして次の段階になると、口渇、多飲、多尿といった糖尿病の症状があらわれてきます。

 

血液中のブドウ糖が増え過ぎた状態が続いていると、
血液の浸透圧が高まって多量の尿が排出されようとします。→多尿
尿の量や回数が増えると、身体は水分を欲します→口渇
そして水分をたくさん摂ります→多飲

 

また身体のエネルギー源のブドウ糖をうまく細胞や血液に取り込むことができなくなってしまい、
身体はエネルギーが足りなくなってしまいます。
そうすると・・・身体はだるさ、疲れやすさといった症状が現れます→全身倦怠感
またしっかり食事をしているのに痩せてしまうこともあります→体重減少

 

しかし、上記にあげた症状では一時的な体調不良ということで、
病気と認識する人はあまりいません
自覚症状もスルーしてしまい、検査の機会もないままでいると・・・
慢性的な高血糖が続き、増えている血糖が毛細血管に付着して、内側から細胞を壊していきます。
その後、出血が起こってしまい、止血しようと血液が固まってしまい、血液の流れを止めたり、
塞いだりしてしまいます。

 

その結果、目の網膜や腎臓、神経などの細胞が壊死していきます。
網膜症、腎臓病、神経障害が糖尿病の3大合併症と言われています。

 

>>女性は要注意!子供に忍び寄る糖尿病の影

 

糖尿病性網膜症

高血糖が5~10年ほど続いてしまうと、眼底の小さく細い血管が変化が表れてきます。
この変化は初期の網膜症で、血糖コントロールをしっかりとすればこれ以上進行はしません。
この後さらに進行してしまうと、眼底の毛細血管が閉まってしまい、
広い範囲に血液がいきわたらなくなってしまいます。
するととても弱い、破れやすい血管が新たに発生します。(新生血管)
新生血管は大きな出血を起こしてしまう可能性のある血管です。
これが増えてきてしまうと、増殖網膜症の段階となってしまい、
光凝固治療や硝子体手術が必要となってしまいます。
糖尿病かなと感じたら、身体の検査と同じように眼底の検査をすることもお薦めします。
成人の中途失明(後天的な失明)の原因としてもこの糖尿病性網膜症があげられ、
年間で600人以上になっているといわれています。

 

糖尿病性腎症

腎臓の働きは老廃物や毒素など身体に悪い物を濾過して体液のバランスを保ちます。
余計な水分を尿として体外に排出しています。
この腎臓の小さな血管がダメージを受けると、尿にタンパクが出るようになります。
さらに進行してしまうと、血液中のタンパクが減ってむくみが出てきてしまったり、血液が上がります。
更に進行してしまうと腎不全という病気になります。
体内の老廃物や毒素が濾過されることなく溜まり、
尿毒症などの病気を引き起こしてしまうので人工腎臓を用いた血液透析が必要となってしまいます。
現在、糖尿病性腎症は人工透析を開始する原因の第一位となっております。

 

>>糖尿病による腎臓の悪化を詳しく見る

 

糖尿病性神経障害

高血糖は神経にもダメージを与えてしまいます。
両手足のしびれ、両足の感覚が鈍くなる、知覚異常や痛みといった症状が出てきます。
自律神経障害では、起立性低血圧、便通異常、排尿障害、EDなどがあらわれます。